
雨がふる深夜に公衆電話から電話をするようにいわれた。
いろんなことを考えた。
人気のない道路。
何か起こってもおかしくない。
彼の心を少しでも満たすことができるなら
やさしい声がきけたなら、私も幸せだと思った。
覚悟して向かう。
3年前、彼に逢ったときと同じ気持ち。
車のない私は、傘をさして、数枚の100円玉をにぎって
走って公衆電話へ向かった ・・・
切れた電話に、二度と帰らないコール。故意。
「何か起きたら、来てくれた?」
「遠いから、行けない」
彼の言葉。
もうこのまま死んでもいいかなって思った。
寂しくなった。悲しくなった。
私には大切にされる理由がない。